ANAマイルを貯めようと思ったら、気になるのがマイルがたくさん貯まるようになるANAのクレジットカード。
どのみちクレジットカードを作るならマイルがたくさん貯まりそうなANAカードがいいけど、
- 「ANA系のクレジットカードがたくさんありすぎてどれが良いのか分からない・・・」
- 「どうせ持つならたくさんマイルが貯まるクレジットカードがいい!」
と考えるのではないでしょうか?
ANAのクレジットカードは提携カードという事だけあって、普通のクレジットカードよりもマイルが貯まりやすくなっています。
とはいえ、ANAのクレジットカードは一般カードからプラチナカードまで合わせると全部で20種類以上あるので、選ぶだけでもタイヘンですよね。
その中でも最もマイルが貯まるカードはANA VISAプラチナプレミアムカードで、マイル還元率は2%近くなります。
ただし、年会費が8万円。
最も一般的でだれにでもオススメなのはANA VISAゴールドカードで、マイル還元率は約1.65%。
年会費は割引後で9,500円で最もコスパが高くマイルが貯められるカードです。
とはいえ、マイルを効率よく貯めるにはあなたのライフスタイルに合わせたカード選びが必要。
具体的には、
- マイルを貯めるゴール
- カードの年間利用額
の、2つのポイントを抑えることで、最適なカードを選ぶ事ができます。
この記事では、あなたのライフスタイルに合わせてマイルをお得に貯められるカードを選ぶ方法を解説します。
ANAのクレジットカードを選ぶメリット
- マイルがたくさん貯まる
- マイル移行がカンタン
- 交換レートがいい
まず、ANAのクレジットカードの一番のメリットは、マイルがたくさん貯まる事。
ANAカードということもあって、ANAマイルが貯まりやすくなっています。
具体的には、そもそものマイル還元率が高いので、カード決済で貯まるマイルが普通のカードに比べて1.5倍以上になるのが一番のメリット。
また、そもそもANAマイルを貯める前提で考えられているので、マイル移行に関するのがカンタンなのもメリットの一つです。
ANAカードではない一般のカードでもANAマイルに交換できることもあるのですが、交換率が悪かったり手順が難しかったり、交換までに時間がかかるといった事がデメリットになってきます。
たとえば、楽天カードであればANAマイルに換えるとスーパーポイントが半分になってしまいますし、アメックスは年間4万マイルまでしかANAマイルに移行することができません。
つまり、たくさんのマイルを稼げて、手間なくANAマイルに換えられるのがANAカードなんです。
ANAカードがマイルが貯まりやすい3つの理由
ANAカードがマイルを貯めやすい理由は大きく分けて3つ。
- マイル還元率が高い
- フライトでボーナスマイルが付く
- キャンペーンマイルがデカい
ANAカードには、一般のカードにはないいくつかの特徴があって、そもそもANAマイルが貯まりやすいしくみになっているんです。
マイル還元率
マイル還元率とは、カード決済に対するポイントをANAマイルに替えられる比率を表しています。
カード利用金額 | 還元率 | 獲得マイル |
---|---|---|
100万円 | 0.5% | 5000マイル |
1% | 10000マイル | |
1.5% | 15000マイル | |
200万円 | 0.5% | 10000マイル |
1% | 20000マイル | |
1.5% | 30000マイル |
カードで100円使った時にどれくらいのマイルが返ってくるのかという比率とも考える事ができます。
たとえば、一般のカードのポイント還元率は通常1%程度。
そこからANAマイルに換えるときに半分になる(2:1での交換)ことが多いので、マイル還元率は0.5%となります。
一方、ANAカードは数値だけ見ればマイル還元率は1%。
これだけでも既に一般のカードの2倍ありますが、さらに少しの手間で還元率を簡単に3倍(1.5%程度)まで上げる事ができるのがANAカードの魅力です。
また、年間の決済金額が700万以上あるならマイル還元率が2%近くあって爆発的にマイルが貯められる「ANA VISAプラチナプレミアカード」を検討するのもアリです。
フライトボーナスマイル
フライトボーナスマイルとは、飛行機に乗るともらえるマイルに加算されるボーナスマイル。
通常は、飛行距離に応じてマイルがもらえます。
ところが、ANAカードを持っているとそれに加えて、さらにボーナスマイルを貰うことができるんです。
ボーナス倍率はカードによって異なりますが、最高+50%まで加算されます。
キャンペーンマイル
キャンペーンマイルはカード入会時に一定条件を満たすことで受け取れるボーナスマイル。
個人的には、キャンペーンがあることだけでもANAカードを作る価値が十分過ぎるほどあると思っています。
というのも、これらのキャンペーンでは2-3万マイルが比較的カンタンに手に入ってしまうからです。
条件によっては難しいものもありますが、定期的に最高3-5万マイルのキャンペーンも見かけます。
3万マイルと言われてもあまりピンと来ないかもしれませんが、3万マイルは特典航空券を使ってシンガポールやタイの往復航空券になるマイル。
4万マイルあればハワイ往復の特典航空券に換えることができます。
カード決済で2-3万マイルを貯めようと思ったら、クレジットカードで2-300万円の決済が必要です。
一般のカードなら4-600万円分の決済が必要なマイル数で、フライトマイルなら羽田-那覇を20往復分で得られるマイル数です。
利用しない手はありませんよね。
普通のクレジットカードではマイルは貯められない?
では、普通のクレジットカードではマイルが貯められないのでしょうか?
たとえば、人気のある楽天カードやエポスカード。
これらのカードでANAマイルを貯める事はできないのでしょうか?
ANAとは関係のないカードの中にも、カードで獲得したポイントをANAマイルに交換できるカードもあります。
いわゆる、「ポイントの移行」で、楽天やエポスも移行ができるカードです。
たとえば、楽天カードで獲得したスーパーポイントは、2:1の割合でANAマイルに交換することができます。
ですので、楽天の1,000スーパーポイントは、500ANAマイルに交換することができます。
エポスカードも同様に2:1の割合でANAマイルに交換することができ、ANAマイルに交換ができるクレジットカードは少なくなりません。
ところが、問題になるのは交換レートの悪さ。
ポイントが実質半分になってしまうので、かなりの損をすることになってしまいます。
具体的には、
- カードのポイント還元率が1%
- ポイントからANAマイルへの交換レートが1:2
の場合のマイル還元率は0.5%となります。
それに対してANA系のカードであれば少しの手間で1.5%のマイル還元率を生み出すことができるのでその差は3倍。
つまり、楽天やエポスカードといった有名どころのカードでも、マイルを貯めるのには適さないカードということになります。
また、比較的ポイント還元率を高くできるようなカードであっても、
- マイルの移行上限がある
- マイル移行が遅い
といったデメリットがあることも。
たとえば、アメックスのポイントプログラムでも、年間4万マイルの移行上限が設けられています。
ANAカードは普通のカードと比べてどれくらい貯まる?
ANA系のクレジットカードは一般的なクレジットカードと比べると、決済に使うだけでも3倍ほどマイルが貯まりやすくなっています。
ソレに加えてキャンペーンやフライトマイルなどのボーナスを合わせると、マイルは段違いに貯まります。
ですので、ANAマイルを貯めるのであればANAカードをメインカードにするのがイチバンです。
一般的なカードとANAカードの違い
一般的なカードのポイント還元率は1%なので、カードで10,000円を使うと100ポイントが貯まります。
ところが、一般的なカードでは貯めたポイントをそのままANAマイルに交換することはできず、多くのカード会社では2:1の比率での交換となります。
つまり、100ポイントが50マイルに目減りしてしまうイメージです。
一方、ANAカードの中でもカードによってマイル還元率に差はありますが、マイルを貯めるために使うカードのマイル還元率は1%。
それに、少し手間を加えることで1.5%以上にすることができてしまいます。
たとえば、カード決済で10,000円を使ったとすると、
- 一般的なカード – 50マイル
- ANAカード – 150マイル
と、100マイルの差が出ます。
100マイルと聞くと少なく感じてしまうかもしれませんが、年間100万円をカード決済するなら1万マイル、200万円の決済なら2万マイルもの差がでてしまいます。
ANAカードを使って年間200万円を決済するとそれだけで3万マイルを貯められるので、
- 家族で国内旅行
- 夫婦で沖縄旅行
- タイに一人旅
などに行ける分だけのマイルが自動的に貯まっていきます。
どうせ使うなら、マイルがたくさん貯まるカードの方がいいですよね。
90%以上のANAマイラーが使っている5枚のカード
ANAマイルを貯めるならANAカードが良いのは分かってきてもらえたと思うのですが、そこで気になってくるのが、
「ANAカードならどのカードでもマイルが貯まるのか?」
ということですよね。
ANAカードは全部で20種類以上ありますが、マイルを貯めている9割以上の人は、これらのカードを使っています。
- ANA VISA ゴールドカード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimoca カード
マイルを貯めているほとんどの人が、これらのカードを使っているんです。
これらのカードを使っている理由は、マイル還元率と年会費のバランスが良いから。
これらのカードは全て年会費がかかるカードですが、一定条件を満たすことで割引が受けられます。
割引の条件はとてもカンタンで、
- マイ・ペイすリボ
- WEB明細書
- 年1回以上のカード利用
を利用する事で年会費を大幅に安くすることができます。
そして、マイ・ペイすリボを利用するとボーナスポイントが貰えるので、マイル還元率を1.3%以上にすることができます。
さらに、Lineルートでマイル交換レートを上げると1.405%に。
そこから、前年度の利用額に応じたステージボーナス(v3)を加えるとマイル還元率は1.648%になります。
まとめると、こんな感じでマイル還元率が上げられます。
還元率 | 累積還元率 | |
---|---|---|
ANAVISAゴールド | 1% | 1% |
+マイ・ペイすリボのみ | 0.3% | 1.3% |
+マイペ+Lineルート | 0.405% | 1.405% |
+ステージボーナス(v3) | 0.243% | 1.648% |
年会費の割引とマイル還元率。
この2つが、これらのカードが使われている主な理由です。
ですので、とりあえずANAマイルを貯めるためのクレジットカードを持ちたいのであれば、この5枚のカードから選んでおけばまず問題はありません。
マイルをお得に貯められるANAカードを選ぶ方法
基本的には5枚のカードのいずれかでOKですが、目的やライフスタイルに合わせてさらにお得なカードを選ぶ事ができます。
カードを選ぶには、2つのポイントから考えます。
- マイルを貯めるゴール – マイルを何に使うつもりか?
- カードの年間利用額 – 年間のカード決済額はどれくらいか?
最適なカード選びは、貯めたマイルの使い道と、年間の決済額によって異なります。
1. マイルを貯めるゴール
マイルを貯めるゴールとは、マイルの使い道です。
まだマイルを貯めていないのにイキナリ使い道と言われても混乱してしまうかもしれませんね。
なのですが、ザックリとで良いのでマイルを使って何がしたいかを考えておくとカード選びに間違いがなくなります。
マイルを貯める目的には、たとえば、
- ビジネスクラスでハワイに行ってみたい!(60,000マイル〜)
- パートナーと海外旅行に行きたい!(24,000マイル〜)
- 年に1回くらい海外旅行に行ってリフレッシュしたい!(12,000マイル〜)
- 家族を沖縄旅行に連れて行ってあげたい!(21,000マイル〜)
- 両親にヨーロッパ旅行をプレゼントしたい!(90,000マイル〜)
などがあって、それぞれの目的に必要なマイルが異なります。
そのため、ある程度のゴールをあらかじめ決めておく方が効率の良いカードが選べます。
※ちなみに、これらは全て1年以内にカンタンに達成可能できるものばかりです。
マイルは、想像しているよりも簡単に貯まります
仮に、30,000マイルをゴールにするとクレジットカード決済だけなら1.5%のマイル還元率で200万円の決済です。
クレジットカードで決済できるところは近年になって爆発的に増えています。
光熱費や携帯代、生活費やコンビニ代まで全てをクレジットカード支払いに変えると意外とカンタンに貯まってしまうことに驚くと思います。
カード決済以外にも、もっとカンタンにマイルが貯まる方法もある
クレジットカード決済だけでなく、「陸マイル」といわれているマイルが貯まるスピードを10倍くらいにする方法があります。
僕の周りで教えた人の中には、パソコンが苦手な70歳近い年配の方でも数十万マイルを貯める事ができています。
はじめは覚える事が多くて少しタイヘンかもしれませんが、実際にやってみると今までいかに損をしていたかに気付いて愕然とすると思います。
どうせマイルをためるまら、マイルが貯まるスピードを一気に加速させられる陸マイルも同時にやりましょう。
1日でも早くやりはじめることをオススメします。
2. カードの年間利用額
カードを選ぶ基準の2つめはカードの年間利用額。
1年間の生活費をいくらまでクレジットカード払いに変えられるでしょうか?
普段の生活費の200万円をANAカードのクレジットカード決済に変えるだけで、毎年沖縄に家族旅行に行けるくらいのマイルが貯まります。
カードで払えるものはカード払いにしないともったいないですよね?
カードを使える場所は思っているよりも多い!?
たとえば携帯代や光熱費。
コンビニ、スーパー、飲食店。
amazonや楽天、その他ネットのサービスなどなど。
最近ではかなりの場所でクレジットカードを使う事ができます。
おサイフケータイやApplePayならスマホにクレジットカードを登録できるので「ピッ」と端末にかざすだけで支払いができてしまいます。
僕自身も今では決済のほとんどがクレジットカードで支払っているので、現金を使う機会が本当に減りました。
今までと使うお金は変わっていないので何も損はしていません。
ただ、クレジットカードで支払う事でマイルが返ってくるようになった、そんなイメージです。
他のANAカードは使えないの?
20種類以上もあるANAカード。
上で挙げた5つのカード以外のカードは使えないのでしょうか?
使えないことはありませんが、ここであげているカードは他のカードよりも条件が良く、特徴がハッキリしているので使いやすいカードになります。
どうせANAマイルをためなら、貯まりやすくて使いやすいカード。
そんな基準でカードを使っていると、最終的に行き着くのが上の5枚のカードです。
そのほかのカードの賢い使い方としては、入会キャンペーンのボーナスマイルです。
カードブランドが違えば、入会キャンペーンの一部を受け取れるので数万マイルのキャンペーンボーナスを稼ぐ事ができます。
とはいえ、メインカードとして使うまでには至らないというのが正直な感想です。
あなたにピッタリのお得なANAカードはコレ!
- マイルを貯める目的
- カードの年間決済額
の2つのポイントから考えていくと、あなたにピッタリなカードが見つけられます。
目的のマイルが多く、年間決済金額が少ない人に最適なANAカード
ANAアメリカン・エキスプレスカード
ANAアメックスのメリットは、マイルの有効期限がないこと。
通常、マイルの有効期限は3年なので、目的のマイルが貯めきれないことがあります。
たとえば、年間3万マイルくらいしか貯められないが、夫婦でハワイにビジネスクラス(約12-13万マイル)に行きたいといった場合があります。
ANAマイル有効期限が3年であるため、9万マイル(3万マイル×3年)しか貯めることができません。
ところが、ANAアメックスなら実質有効期限なしで貯められるんです。
ANAアメックスでポイントを貯めておいて、旅行に使うときになったらANAマイルに交換するという手順になります。
ステップにすると、以下のようになります。
- ANAアメックスでポイントを貯める
- マイルが貯まったら、一気にポイントをマイルに移行
- 特典航空券で予約
※アメックスには年間移行上限(40,000マイル)の制限があるが、ANAアメックスは無制限でポイントを交換できる。
デメリットを挙げるなら、「ポイント移行コース」(6,480円/年)に入る必要があることでしょうか。
アメックスのポイント移行コースとは、
- ポイント有効期限無制限
- ANAマイルへの交換
に必要なポイントプログラムで、ANAアメックスを使うなら実質必須になるオプションになります。
ですので、
7,560円の年会費+6,480円のポイント移行コース=14,040円
が実質的な年会費となります。
年間決済金額が700万円以上あり、目的のマイルが多い人に最適なANAカード
ANA VISAプラチナプレミアカード
ANA VISAプラチナプレミアカードのメリットは、マイル還元率が高いこと。
他のANAカードのマイル還元率が最高でも1.65%なのに対して、ANA VISAプラチナプレミアカードのマイル還元率は1.905%。
0.25%の違いですが、とにかくマイルがよく貯まります。
決済金額が多く、とにかくマイルをたくさん貯めたい人にはおすすめ。
交通系のANAカードやANA VISAゴールドを実際に使ってみると分かるのですが、ANAカードのマイル還元率である1.5%はあくまでも理論値であって、実際にはそこまでいかない事がほとんどなんです。
というのも、 ANA VISAゴールドカードはマイ・ペイすリボを使うマイル還元率1.3%までは問題無いのですが、それ以上にするためにはポイントサイトを経由するいわゆる「Lineルート」を使う必要があるからです。
ポイントサイトを使って陸マイルでマイルを稼ぐようになると、この「Lineルート」にポイントが貯まりすぎて移行することができなくなってしまうんです。
そのため、実質的な還元率を低くしてでもマイルを交換する必要が出てくるので1.3-1.5%以下になってしまうというのが理由です。
一方、ANA VISAプラチナプレミアカードはLineルートを使わずにマイ・ペイすリボを利用するだけで1.8%の還元率になるのが隠れたメリット。
貯まったポイントはいつでも即時に無制限でANAマイルに換えられます。
ですので、陸マイルと併用してマイルを貯めるのにもかなり相性の良いカードです。
ただし、デメリットとして高額な年会費(80,000円/年)がかかります。
年会費の元がとれるのはどれくらい?
ANA VISAプラチナプレミアカードは年会費が80,000円とかなり高額で、継続ボーナスとして毎年1万マイルがもらえます。
それに対してANA VISAゴールドカードは年会費が約10,000円で2,000マイルの継続ボーナス。
継続ボーナスが還元されるので、少し辛めに見積もって1マイルは1.6円とすると、
- プラチナ – 64,000円
- ゴールド – 6,800円
が実質的な年会費と算出できます。
年会費の差額は57,200円=35,750マイル。
次に、マイル還元率の差は実質的に0.3-0.5%。
ですので、
35,750(マイル)÷0.5%(還元率の差 )=7,150,000円(決済額)
となるので、年間700万円程度の決済額があれば年会費分の差額が埋まるので、ANA VISAゴールドを使うよりも得になる計算となります。
とはいえ、あくまでもコレは決済金額に限った話。
年間700万円以上の決済が無いと使ってはいけないのかというと、そういうわけではありません。
ANA VISAプラチナはゴールドに比べてベネフィットやサポートでも優れているので、価値は十分あると思います。
目的は特に決まっておらず、年間決済金額が50万円以下の人のカード
交通系ANAカード
年会費が安く、高マイル還元率で貯められるカード
ANAの交通系カードのメリットは、なんといっても維持費が安いこと。
年間の決済金額が50万円-100万円以下で、飛行機にはめったに乗らない人にオススメなのがANA交通系のクレジットカードです。
これらのカードは
- マイル還元率1.5%以上
- 年会費751円
- 更新ボーナス(1,000マイル)
といった飛び抜けたメリットがあります。
日常の決済や入会キャンペーン、陸マイルで少しマイルを稼ぎたいなーという人が、貯めたマイルで年に1回くらい国内旅行や近隣アジアに旅行に行くにはピッタリです。
また、更新ボーナスで1,000マイルがもらえるので、
1,000(マイル)×1.6(スカイコイン換算)=1,600円
となり、持っているだけで実質得をするカードでもあります。
マイルを貯めているヘビーユーザーは、更新ボーナス目的のためにこれらのカードを全て持っていることもよくあります。
年会費が751円なので、維持費を安くしながら更新ボーナスのマイルが貰えることから「死蔵用カード」(使わずに持っておくだけのカード)とも呼ばれています。
デメリットは、
- フライトマイルのボーナスが少ない(10%)
- カードにSFC(ANAの上級会員資格)を付帯できない
- マイル移行に手数料がかかる(6,480円/年)
ですので、年間決済金額が50万円以上あって、年に1回くらいはマイルを使いたいと考えているならば、個人的にはANA VISAゴールドをオススメします。
ANA VISAゴールドであればフライトマイルにボーナスもたくさんつきますし、将来的にSFC資格を付帯させられます。
また、そもそも高レートでマイルに移行できるため、マイル移行手数料を支払う必要がなくなるのでラクですね。
目的は特に決まっておらず、年間決済金額が50-700万円の人のカード
ANA VISAゴールド
9割以上の人にピッタリな、ANAマイルのためのカードです。
ANA VISAゴールドのメリットはマイル還元率とその他ベネフィットのバランスの良さ。
ANAカードで迷ったら、まずこのカードで問題ありません。
- マイル還元率1.65%
- 他のANAゴールドに比べて安い
- プレミアムカウンターでチェックイン
- 他のANAゴールドに比べて安い
と、他のカードと比べて明らかに一段階すぐれた機能とベネフィットを備えています。
ANAマイルを貯めて年に1回くらい国内でも海外でも旅行に行きたいなー、と思っている人にピッタリのカードです。
実際に飛行機を使うと、
- プレミアムカウンターでのチェックイン
- フライトマイルのボーナス
- ゴールドカードラウンジ
- 自動付帯の海外旅行保険
- 空港手荷物宅配の割引
といった、旅行を快適にしてくれるベネフィットが盛りだくさん。
持っていると海外旅行に行きたくなるカードでもありますね。
また、ANA VISAゴールドは通常1%のマイル還元率を、
- マイ・ペイすリボ
- Lineルート
- ステージボーナス
を使って1.65%まであげる事ができるので、ゲーム的な楽しみ方もできます。
QA
飛行機に乗る機会が多い、フライトマイルがたくさんもらえるカードはどれ?
- 交通系・一般ANAカード – 10%
- ワイド系 – 25%
- プラチナ系 – 50%
のフライトボーナスがつきます。
交通系 | ||||
---|---|---|---|---|
ANA To Me CARD PASMO JCB | ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | ANA VISA nimocaカード | ANA VISA Suicaカード | |
一般 | ||||
ANA JCBカード ZERO | ANA JCB 一般カード | ANA VISA 一般カード ANAマスター 一般カード | ANAアメリカン・ エキスプレス® ・ カード | |
ワイド | ||||
ANA JCB ワイドカード | ANA VISA ワイドカード ANAマスター ワイドカード | |||
ゴールド | ||||
ANA JCB ワイドゴールド カード | ANA VISAワイド ゴールドカード ANAマスターワイド ゴールドカード | ANA ダイナースカード | ANAアメリカン・ エキスプレス® ・ ゴールド・カード | |
プラチナ | ||||
ANA JCBカード プレミアム | ANA VISA プラチナ プレミアムカード | ANAアメリカン・ エキスプレス® ・ プレミアム・カード | ANAダイナース プレミアムカード |
搭乗時に提示する必要は無く、ANAマイレージクラブに紐付いているクレジットカードから自動的にボーナスが適用されます。
カードが作れないけど、マイルを貯めるにはどうすればいい?
諸事情でカードが作れない状態でもマイルが貯められるカードは、「ANA VISAプリペイドカード」。
マイル還元率は0.5%になってしまいますが、
- 実質審査なし
- VISAクレジットカードとして決済も可能
と、クレジットカードの審査が通らない状況でも実質的に利用できるクレジットカードです。
そのほかにも、デビットカードも審査がないので、デビットカードでポイントを貯めてANAマイルに交換することも可能です。
たとえば、楽天デビットカードであれば比較的ポイントも貯めやすく、0.5%のマイル還元率でANAマイルに交換可能です。
将来的にANAの上級会員資格(SFC)を取りたい、どのカードがオススメ?
ANA VISA ゴールドカードがオススメです。
交通系カードにはSFC資格を付帯させることができないので、一般以上のカードが必要になります。
資格取得のために飛行機に乗る機会が増えるため、フライトボーナスが大きなワイド系(25%)を使えばフライトマイルが多く還元されます。
そして、フライトマイルで得たマイルは特典航空券だけで無く、スカイコインとして使えるので、航空券代として利用する事も可能になるのがメリットです。
また、ゴールド以上に付帯するプレミアムカウンターでのチェックインや空港ラウンジの利用は空港での待ち時間を快適に過ごせるベネフィット。
バランス良く快適に使えるのがANA VISA ゴールドカードです。
ANAカードに付帯する「iD」を使って決済してもマイルは付く?
クレジットカードを利用した時と同じようにポイントが付与されます。
たとえば、ApplePayやgooglePayにクレジットカードを登録して、コンビニなどでiDの支払いをした場合は、クレジットカードの利用と同じようにポイントが付きます。
edyやsuicaの場合はチャージ式になるので、ANAカードを指定してチャージをする必要があります。
既にカードを持っているけど、上のオススメにしたい、できる?
可能です。
ただし、変更するカードに応じて手続きが必用なことがあります。
一般→ワイド→ゴールド など、VISAならVISA、マスターならマスターと同じブランドでの券種変更では特に手続きは必要ありません。
ですが、交通系カードからゴールド、JCBからVISAなどに変更する場合にはAMC番号の変更が必要になります。
家族カードで決済した分のポイントは合算できる?
合算できます。
本人名義の家族カードとして発行したカードで決済した利用分は、自動的にポイントが統合されます。
逆に、それぞれ別に貯めることができないので、別々に貯めたい場合には家族カードでは無く別名義のクレジットカードを発行する必要があります。