エポスカードの不正利用はたくさんの検索結果が出てくるので心配になってしまいますよね。
昨今ではスマホやパソコンでカンタンに買い物ができるようになって便利になった反面、セキュリティーのリスクにもさらされるようになっています。
毎年200億円以上のクレジットカード被害が出ていますが、今後も増えていく可能性は十分あります。
とはいえ、たとえ不正利用されたとしても正しい対応をすれば支払う必要はほとんどありません。
また、いくつかの対策をしておくだけで不正利用のリスクをグッと減らすことができます。
不正利用でよく名前が挙がるエポスカードですが、実はクレジットカードの中でもかなり不正利用対策がしやすいカード。
- 不正利用されたらどうすればいい?
- 不正利用された金額を支払わなければならいの?
- 不正利用されないためにはどう対策すればいいの?
この記事では、不正利用に関しての対応と対策について解説します。
不正利用されるとどうなるの?
一番気になるのは、不正利用されたカードの利用額を支払う必要があるのかどうかですよね。
結論から言えば、ほとんどの場合は支払う必要はありません。
というのも、ほとんどの不正利用は決済されてしまう「前に」エポスカードがストップしてしまうからです。
たとえば、第三者があなたのカード情報を使ってどこかで買い物をしようとしても、エポスが止めてくれるという仕組みです。
「どうやって?」
と思うかもしれませんが、クレジットカード会社は昔と違ってかなり高度な不正検知システムを持っています。
そのため、不正利用をされる「前に」止める超高度な検知システムが働いて決済をできないようにしてしまうんです。
検知システムが不正利用を止められず、カードが使われてしまった場合は?
万一、不正利用を止められずにカードを決済されてしまったとしても、カード会社に不正利用を伝える事でほとんどのケースで補償対応となります。
ですので、「身に覚えの無い利用分」をあなたが肩代わりすることはありません。
不正利用に気がつかないまま支払いをしてしまった場合は?
クレジットカードの不正利用にも補償期間があり、エポスカードは61日となっています。
ですので、61日以内に不正利用の通報をする必要があります。
本人に明らかな過失があった場合は?
いくら不正利用とはいえ、本人に明らかな過失がある場合には補償されないことがあります。
- 暗証番号をカードに書いている
- 裏面にサインをしていない
- 暗証番号が明らかに推測できる(簡単、誕生日など)
こんな程度の事で不正利用に対しての過失とされてしまうくらいであれば、ちゃんとやっておきましょう。
正しいパスワードが入力されている場合は?
クレジットカードの暗証番号や本人確認のパスワードが正しく入力されている場合には、本人の利用とされてしまうことがあります。
- クレジットカードの暗証番号
- 本人確認のパスワード
は、少し神経質なくらいに隠すようにしましょう。
不正利用はどうやって分かるのか?
不正利用は、2つのパターンで発覚することがほとんどです。
- 身に覚えの無い利用明細がある
- エポスからSMS、電話がかかってくる
身に覚えの無い利用明細がある
請求書に身に覚えの無い利用履歴があって、不正利用に気付きます。
エポスが自動的にストップしてくれる不正利用を「すりぬけて」利用されてしまった不正利用に関しては、自分で利用明細を確認するしか不正利用を見つける方法はありません。
もし、利用明細の中に身に覚えが無い利用履歴を見つけた場合には、エポスのサポート窓口に確認をしてみましょう。
また、請求書はアプリ/WEBから確認ができるので、必ず毎月確認するようにしましょう。
エポスからSMS、電話がかかってくる
エポスが不正利用をストップした場合には、エポスカードのセキュリティー部門からSMSが届きます。

このメッセージが届いたら、速やかに折り返しの電話をしましょう。
SMSに気付かない場合、数日後にセキュリティー部門の担当者から電話がかかってきます。

- 利用された日時
- 利用された店舗名
- 利用金額
を教えてくれるので、身に覚えがない事を確認して、利用していない旨を伝えます。
この時点でカードが止まっていて、利用できない状態になっています。
その後、
- カード番号廃止の確認
- 新しいカードの発送確認
を行い、新しいカードの発送手続きをしてくれます。
この時点で今のカードは利用不能となります。
約1週間ほどで新しいカードが届きますので、アプリ/WEBで再度アクティベーションを行うと利用可能となります。
不正利用の防止対策
クレジットカードの利用回数が多くなるほど、利用明細に利用履歴がずらーっと並ぶので、不正利用の確認は大変になります。
その点、エポスカードは不正利用を未然に防いだり、発見しやすいサービスをいくつも利用する事ができます。
中には、他社では有料で提供しているようなサービスもあるので、使わない手はありません。
設定しておきたい3つの不正対策機能
まず、不正利用をできる限り未然に防ぐためのサービスを設定しておきましょう。
これらのサービスは、不正利用自体を未然に防ぐためのサービス。
そもそも、不正利用が起こらないようにするための防衛手段です。
やっておくのとやっておかないのでは不正利用が起こる確率が全く違うだけではありません。
万が一不正利用に遭ってしまったとしても、これらの対策をしておく事でかなりの確率で不正利用の支払い責任から逃れることができるようになるのがポイントです。
- バーチャルカード
- 本人認証
- 海外利用停止
- 電話番号の登録確認
バーチャルカード
バーチャルカードとは、ネット上での買い物に使うための仮想カード。

インターネットでの買い物は便利ですが、ショッピングサイトや海外サイトでの買い物はカード情報の漏洩が心配です。
バーチャルカードなら自分のカードとは別に、ネットショッピング用のカード番号を発行することができるサービス。
万が一、不正利用されてしまったとしても手持ちカードの番号が漏洩することはありません。
また、バーチャルカードの番号はアプリやWEBからいつでも中止・再発行が可能な安全性の高いサービスです。
また、利用額の設定をすることもできるので、利用するとき以外は利用金額を0円にしておけばさらに安心です。
本人認証サービス
本人認証サービスとは、オンラインショッピングの際にエポスNetのパスワードの入力を必要とするサービスです。

オンラインでの買い物の際にエポス側の認証を挟むことで、本人確認を行います。
本人認証を行わないと、クレジットカード情報のみで買い物ができてしまうため、不正利用が起きやすくなります。
一方、本人認証サービスはエポスNetでのパスワードを入力しないと買い物ができないため、不正利用が起きにくくなります。
オンラインでカード利用をする際に1ステップ手間が増えることになりますが、安全性が格段に上がるので必ず設定をしておきたいサービスです。
海外利用停止
海外でのクレジットカード利用、海外ネットショッピングの利用を制限することができるサービスです。
- 海外ショッピング – 国外でのカード利用
- 海外ネットショッピング – 海外決済会社による決済
- 海外キャッシング – 国外ATMの利用
をそれぞれ利用停止することができるので、用途に合わせて利用制限ができます。
クレジットカードの不正利用は海外経由が多いので、海外利用を停止するだけでも不正利用を大幅に防ぐことができます。
ただし、注意点として国内の会社やネットショッピングでも、海外の決済会社を利用しているところでも決済ができなくなってしまいます。
その場合は、その都度制限を外したり、別のカードを使うといった対応が必要になります。
電話番号の登録確認
意外と忘れがちなのがエポスカードに登録する電話番号。
スマホの電話番号を変えたり、自宅の電話番号が変わっている場合には「必ず」、登録情報の変更と確認をしましょう。
エポスが不正利用を検知すると、SMSや電話で直接連絡が届きます。
クレジットカードが使えなくなったり、不正利用の確認ができない事で予期せぬトラブルに巻き込まれないように注意しておきましょう。
定期的に確認して不正対策を確認できる2つの定期確認
不正利用の対策は、一度やっておけば後は放置で大丈夫なモノではありません。
より確実に不正利用から身を守るためには、定期的な確認が必要になります。
確認を怠ってしまったことで、何十万円もの被害を被る事もありますので、定期確認は忘れないようにやりましょう。
エポスカードでは、2つの確認を行うことで不正利用をチェックすることができます。
- カード利用通知サービス
- 利用明細の確認
カード利用通知サービス
エポスカードでは、一定金額以上のカード利用をメールで通知するように設定することができます。

ですので、身に覚えの無い利用メールが届いたら、不正利用だとすぐに確認することができます。
メール通知する金額を設定することができるので、メールボックスが通知メールが溢れることはありません。
たとえば、利用通知メールの金額を1万円に設定しておけばコンビニでの利用がメールで届くことはありません。
利用明細の確認
利用明細はアプリやWEBから常に見ることができますが、最低でも毎月1回はまとめて確認をするようにしましょう。

エポスカードの支払金額確定日は毎月6日(支払い日が27日)または11日(支払い日が4日)になります。
エポスカードの不正利用の保障期限は届け出日より61日なので、毎月のチェックは必ず行いましょう。
 
				