楽天カードにも海外旅行保険が付帯しています。
楽天カードには海外旅行保険が付いているので使えると思ってしまいますよね。
でも、楽天カードは海外旅行保険として使うのはオススメしません。
僕自身も楽天カードを持っているのですが、付帯の海外旅行保険を使ったことは一度もありません。
というのも、海外旅行保険が適用される条件があまりにも「面倒」だったのが理由です。
なぜ楽天カードは海外旅行保険として使えないのか
決定的な理由は「利用付帯」だからです。
利用付帯とは、公共交通乗用具の料金をクレジットカードで決済することで海外旅行保険が有効となる付帯条件
分かりやすくいうと、海外旅行の交通費を楽天カードで支払うと海外旅行保険を使う事ができるようになるという条件のコト。
具体的にはこんな感じで、出国前に旅行に関する費用をクレジットカードで決済をする必要があります。
コレに対して「自動付帯」という付帯条件は、ただカードを持っているだけで海外旅行保険が付帯するクレジットカードのコト。
もちろん、持っているだけで保険が適用される「自動付帯」のがラクですよね。
つまり、利用付帯のクレジットカードである楽天カードは「面倒」なんです。
万一クレジットカードを使い忘れてしまったらタイヘン。
無保険で海外旅行に出かけることになってしまいますからね。
先日もテレビ番組でやっていましたが、何気なくハワイの公衆トイレに入っていたら後ろからヤク中に殴られて意識不明で救急車。
気がついたら治療費800万円なんてことも現実の話ですから海外旅行保険は必須ですよね。
海外旅行保険として使える楽天カードの種類とは?
ただ、ここで「面倒」で使えないと言っているのは以下の楽天カード。
これらのカードには海外旅行保険が付帯していますが、海外旅行保険は利用付帯となります。
楽天カードの中でも、
- 楽天プレミアムカード
- 楽天ブラックカード
この2枚のカードは持っておくだけで海外旅行保険が適用される自動付帯の付帯条件なので、海外旅行保険として問題無く使う事ができます。
ただし、楽天プレミアムも楽天ブラックも年会費に対して保険の補償額があまり高くありません。
もっと安い年会費で補償額を上乗せできるコストパフォーマンスの良い自動付帯カードである
- ミライノカード(3,000円/年)
- セゾンブルー・アメックス(3,000円/年)
などのカードで海外旅行保険を使う事をオススメします。
それでも楽天カードで海外旅行保険を使うには?
利用付帯でも海外旅行保険を使う方法はあります。
楽天カードの場合、利用付帯の海外旅行保険が適用となる条件は、公共交通器具か募集型企画旅行での楽天カードによる決済。
つまり、交通費かツアー代を楽天カードで支払うということです。
なのですが、一口に交通費といっても適用条件がとても複雑。
公式ページの海外旅行傷害保険ページを見ても、何がOKで何がダメなのかよくわかりません。
一番分かりやすくて間違いが無いのが、「空港までの電車代」で使う方法。
たとえば、関東に住んでいるのであれば海外旅行の出発空港は
- 羽田空港
- 成田空港
のいずれかです。
羽田発であれば、自宅から空港までの電車代を楽天カードで支払う。
成田発であればスカイライナーや成田エクスプレスの乗車代金を楽天カードで支払う。
といった場合は交通費を楽天カードで支払う事になるのでOKです。
また、羽田であればモノレールの浜松町、または品川まで行くことになるので、最寄り駅からのJR切符を楽天カードで買うことで利用付帯が適用となります。
成田の場合も同様に、日暮里、または上野までのJR切符を楽天カードで購入することで利用付帯が適用となります。
自動付帯の海外旅行保険クレジットカードが楽
利用付帯の楽天カードよりも、自動付帯のクレジットカードで海外旅行保険を使う方が楽で手間も要りません。
また、利用付帯のクレジットカードは複数のカードで保険の補償金額を上乗せするのがタイヘンになるのもデメリット。
個人的には海外旅行保険はエポスカードなど、自動付帯のカードを中心に組み立てることをオススメします。